専門職の派遣は強い!
派遣社員が求められる理由、それはなにも「雑用を社員にさせたくないから」という理由ではないのです。派遣社員=雑用というイメージは、昨今では完全に誤りです。
経営上、もっとも無視できないコストは「人件費」です。人件費は、純粋に業務に従事する人員数に比例します。
ですから、現在の厳しい経済情勢では、企業はなるべく自社内のリソースで全てを賄おうとしているのです。つまり、社員が雑用をするということです。
アルバイトの増員でさえ、渋るようなことが一般的であるという時勢であることを忘れてはいけません。
その中で、直接雇用よりも割高な「派遣社員」という選択には、それなりの理由があるのです。
それは、社員というリソースでは技術的に困難な業務に関するニーズです。つまり、専門性のある業務です。社員では出来ないので、外部から「専門家」を雇い入れようということです。
そう、そのよう場合の派遣社員は完全にその分野の専門家として迎え入れられます。相応のスキルを持ち合わせていれば、純粋に有利な賃金で契約が結べることでしょう。
ですから、専門職は「強い」のです。スキルを磨くことがそのまま給与に反映されるといっても構いません。
誤解していただきたくないのは、だからといって派遣先で横柄な態度をとってはいけないということです。あくまでも、ビジネス上の礼節は必要です。
「専門職は強い」、これは自分自身の心のなかで持ちあわせていればいいことです。
この意識を持つだけで、不思議と仕事にも身が入るというものです。
専門性が強くなればなるほど、あなたは派遣先の業務上の指揮監督者よりも、もしかしたら高賃金かもしれません。派遣社員は職場でも孤独を感じやすいものです。ですが、「自分は専門職だ」という自負が、どのような状況でも誇りを持って業務を遂行できる活力に繋がるのです。
今本当に求められているのは、なんでもこなせる「総合職」ではなく、効率的にそれぞれのプロジェクトを遂行できる「専門職」なのかもしれません。それほどまでに、高スキルであればそのフィールドは溢れています。IT産業革命の途上とも呼べるべき現在では、プログラマーをはじめとしたそのようなスキルが多く求められているのです。