「派遣」の仕事とは
「派遣」の仕事とは、「正社員でなくても良い業務を、効率の良いリソースで回したい」という企業の願望があって成り立っています。業務的には事業の根幹には関わらないかもしれないけれども、けっしてないがしろには出来ない、そしてある一定のスキルと要領が必要な業務が多いです。
専門的な分野において特に顕著です。ある特定のカテゴリのプロフェッショナルを雇入れ、特定の期間、プロジェクトにあたらせるというものです。
「派遣」とは、あるいみ傭兵のようなものなのです。
例を挙げると、企業のWEB担当者の「実務面」などを派遣社員で賄う場合が多いようです。
正社員はディレクションを担当し、派遣社員が実務を担当するという方式です。WEBコーディングも専門スキルですから、「誰でもできる」という業務ではありません。
そして全ての更新作業、制作作業を外部制作会社に委託するよりも、派遣社員が担当した方が工程的にも、コスト面においても合理的になる場合が多いからです。
さらに例を挙げると、「コールセンター」のスタッフも派遣社員が担当する場合が顕著です。
一般的な電話応対とは違い、カスタマーサポートのようなサービスであれば、特化した対応スキルが求められます。
昨今では企業のコールセンターを丸ごとアウトソーシングする流れも盛んですが、アウトソースとなっているコールセンター専門の会社が、派遣社員を雇い入れるケースが多いです。
もちろん一般事務の派遣業務も存在していますが、やはり企業にとっては何らかのプロジェクトに特化した局面での雇入れとなることが多いです。
このように、派遣社員が求められる局面はいわゆるアルバイトとは異なり、相応のスキルとクリエイティビティ、そして「責任」が伴う局面が多いのです。
そこには各企業が期待する一定の「ポテンシャル」が存在し、派遣けいやくを締結する前には「スキルシート」という一種の経歴書であなたの能力が測られることになります。